POCHIPRESS PHOTO+

見たものの記憶。見るものの記録。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「冷泉家 王朝の和歌守展」 東京都美術館 2009年12月20日(日)

122009 008 122009 014
展覧会というのは基本的には物を見る環境ではないと思うので、
たまあに行かなくちゃという催事があっても、最終日にやっと
行くことになったりするわけです。乞巧奠の祭壇「星の座」が
再現されていましたが、実演も行われたのでしょうね。
定家を歌の師と仰ぐ(おい!)わたくしが明月記の原本を見な
くてどうするということで、なんと言っても後期展示の目玉は
超新星の爆発記事でしょう。漏刻博士安倍泰俊の返書が挿入さ
れている部分を実見することができてよかった。
以下、赤字が挿入された返書で、大文字が泰俊の書状、小文字
が参考のための客星出現年表です。
参考(藤原定家:超新星と陰陽道

明月記寛喜二年冬記(1230年) 十一月八日条
八日(乙未)。霜凝り、天晴る。北山雪白し。
客星の事、不審に依り泰俊朝臣に問ふ。返事此の如し。
暁夕東西の条、驚きて余り有り。

客星、一昨日の夜全てを露し現じ候ひ了んぬ。
出現以後、去る二日陰雲見えず候ふ。其の外は天快
晴、連日之を見候ふ。而も此の一両日は引き運ぶ無く、
天暁艮の方に見え候ふ。暁夕東西に出現し候ふの条、
以ての外に候ふ。

客星出現の例。
皇極天皇元年秋七月、甲寅、客星月に入る。
陽成院貞観十九年正月廿五日、丁酉、戌の時、
客星辟に在り。西の方に見ゆ。
宇多天皇寛平三年三月廿九日、己卯、亥の時、
客星東に在り、星の東方に成る。
相去る一寸の所なり。
醍醐天皇延長八年五月以後七月以前、客星
羽林の中に入る。
一條院寛弘三年四月二日、癸酉、夜以降、官中に騎す
大客星あり。熒惑の如し。光明動耀、連夜正しく南方に見ゆ。
或は云ふ、陣に騎す将軍の星変じ、本体光を増すかと。
後冷泉院天喜二年四月中旬以後、丑の時、客星觜を出て、
度に参じ東方に見ゆ。孛天関星、大なること歳星の如し。
二條院永万二年四月廿二日、乙丑、亥の時、客星彗大微の
宮中に見ゆ。
高倉院治承五年六月廿五日、庚午、戌の時、客星
北方に見ゆ。王良星に近く、伝舎星を守る。


午終許りに心寂房来る。

(今川文雄『訓読明月記』河出書房新社,1978 より)


たまきはるよのことはりのゝかれぬにありてとはれぬとしをふるかな
                      (拾遺愚草員外之外)
スポンサーサイト
  1. 2009/12/20(日) 18:24:54|
  2. 東京散歩
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<駆け足で京都 2009年12月27日(日) | ホーム | 稲城市妙見寺から穴澤天神社 2009年12月19日(土)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pochipress.blog20.fc2.com/tb.php/239-92b41cbd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Pochi

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。