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第14回予防接種に関する検討会 2007年7月9日(月)

本記事はPOCHIPRESS EBMに転記しました。2007年7月21日

*7月21日POCHIPRESS PHOTO+から転記しました。

初エントリー日時は2007/07/09(月) 23:40:04

*2008年9月8日記事をもどしました。

 


7月9日(月)、厚生労働省で行われた「第14回予防接種に関する検討会」を傍聴してきました。写真撮影は頭撮りと終了後です。 議題:麻しんの排除に向けた今後の取組みについて (すでに傍聴記があがっていました。若手医師セミナー:感染症診療の原則:7/10追記) (WAM NET 第14回予防接種に関する検討会資料7月16日追加)


第14回予防接種に関する検討会議事録 (9月16日追加)


第14回予防接種に関する検討会行ってきました Kangaeroo.net (8月13日追加)


予防接種に関する検討会委員名簿

飯沼雅朗 (社)日本医師会常任理事
岩本愛吉 東京大学医科学研究所付属先端医療研究センター感染症分野教授
岡部信彦 国立感染症研究所感染症情報センター長
蒲生真実 「ひよこクラブ」編集長
澤節子   元墨田区役所保健衛生担当部長・墨田区保健所長
竹本桂一 (社)日本小児科医会常任理事
鹿田良夫 大阪市立大学大学院医学研究科教受
宮崎千明  福岡市立西部療育センター長


参考人


国立病院機構福岡病因統括診療部 岡田小児科医長


日本小児科学会 脇口理事


意見聴取人一覧


 糸数 公 沖縄県健康増進課 結核感染症班長(沖縄県はしかゼロプロジェクト)


 知念正雄 知念小児科医院長(沖縄県はしかゼロプロジェクト)


吉川弘明 金沢大学保健管理センター教授


井上   カンガエルーネット


纐纈美千世 日本消費者連盟/ワクチントーク担当


畑秀二  SSPE青空の会代表内田康策 


社団法人 細菌製剤協会 常務理事


大橋俊二 全国市長会副会長・静岡県裾野市長


井澤秀雄 中野区立谷戸小学校長


山下 貢  東京都立井草高等学校


傍聴者席は56席でほぼ満席です。前回マスコミが数社入ったようですが、今回すくなくともビデオ班はいませんでした。

20070709233141.jpg 20070709233219.jpg

 聴取人10名が持ち時間10分で発言し、委員との質疑応答で問題点を探るという構成です。まず麻疹排除にむけた先進的取り組みとして、「沖縄県はしかゼロプロジェクト」と金沢大学の事例が報告されました。


 知念氏:沖縄県は免疫保有率95%を目標として6年経過しましたが、県外からの持ち込みなどで対応に苦慮しております。成功国のようなスクール・ロウが必要云々。


金沢大学の吉川氏は神経内科医で、専門分野ではないとのこと。平成18年度から学部新入生を対象として麻疹、風疹、流行性耳下腺炎、水痘の4疾患の接種暦、罹患暦の調査と抗体価検査(費用本人負担)を行う(4年計画)。なお平成19年度の抗体検査費用は金沢大学学生健康保険組合の余剰金から出費。なお、平成19年度の新規対策として、全学生に対する抗体検査を5月28日~6月1日実施した。対象6327名。および全職員に対する麻疹罹患暦、予防接種暦の調査。(配布資料から) 迅速な情報の提供のため、HPの更新は吉川氏本人が迅速に行っている。 http://hsc.ad.kanazawa-u.ac.jp/hsc/index.html


鹿田委員(多分)の質問(よく聞き取れず)を引き継いで座長から質問:新入生の調査はメタボリック・シンドロームとか総合検査の一部なのか?他の大学でこのような試みは?


 吉川氏:資料提供はありました。


*全体傾向として、発言が聞き取りにくい。耳が悪いって言われればそれまでだが。


 保護者の立場からの発表が3名続きます。


カンガエルーネット管理者井上氏(女性) *前橋レポートをネットで公開しているのでよく覗いています。活舌に難ありだが声大きくよく通るのでわかりやすい。 免疫抗体保有率95%以上をめざすには少数者のニーズを聞くことが大切。 2005年の法改正(MRワクチン二回接種を定期接種へ)で門戸が狭くなった。90ヶ月の定期接種期間が24ヶ月に減少。単独ワクチンが任意接種扱いとなった(2006年条件付きで部分改正。すでに片方単独接種済みなら定期接種に)。 麻疹排除計画目標2012年以降の方針が見えてこない。


日本消費者連盟/ワクチントーク纐纈氏(女性)前任者から引き継いだばかりで、素人云々。声ほとんど聞き取れない。たぶん活動状況を棒読みしていたんだと思う。聴取者中、唯一のワクチン反対派ということになるかな。


 SSPE青空の会 畑氏。亜急性硬化性全脳炎の子供を持つ親の会です。麻疹感染後、長い潜伏期間を経て発病する特定疾患ですが、畑氏のご子息は13歳で発病しています。SSPEの麻疹罹患年齢の80%は2歳未満だそうです。 SSPEは麻疹の流行がなくなれば確実に撲滅できる。 2012年に麻疹排除を達成し、2015年にSSPE青空の会が解散することが願いですとのこと。


次にワクチン製造者として細菌製剤協会の内田氏。


有効期間1年なので安定して供給できる施策を。


 次は実施主体の長として裾野市長の大橋氏。市長と小児科医を兼ねておられるとのこと。


 裾野市は南風が多く、感染症も富士市沼津市より数日遅れる傾向がある。


締めは教育の現場から、集団発生の対応について。


 中野区の小学校校長、井澤氏。 麻疹流行時、ああ春になったんだなあとしか思っておりませんでした。


都立高校長、山下氏。 ・・・   


         質疑応答:簡易メモ


 廣田委員:井澤、山本氏に。父兄から予防接種批判はなかったか?


井澤氏:校医がおっしゃってます、が落としどころ。


岡田参考人:内田氏へ、キャッチアップのために量産はできないか?


飯沼委員;ワクチンを国民がどう理解しているか。 SSPE発症のワイルドとワクチンの差は?許容の判断をしなければならない。国民がどれだけのサイド・エフェクトを許容できるか。


岡部委員:ワクチン接種がどのくらい行われているのかわからない。仕組みがうまくできていない。副反応の把握評価がきちっとなされていない。報告はあっても因果は不明。ここを議論しすぎると、被害にあったかわからない人への救済がわからなくなる。


岩本委員:次の制圧対象の方向性を示すこと。流行っているから、ではだめだ。全数把握。エビデンスが求められる。


委員不明:学校での集団接種を考えてほしい。


井澤氏;いちどやめたものを、またやれと?(ニュアンスちがうかも)


纐纈氏:麻疹の危険だけが一人歩きしている。きめこまかな情報を。

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 面白かった。いろんな立場の人が意見を言い合い、感染症対策の方向性がどう形成されていくのか、現場に立ち会う意味は大きい。思うに、日本で麻疹の排除ができなかったのは、衛生環境および健康面の改善で麻疹死亡が実質的な脅威ではなくなっていたことが最大の原因ではなかろうか。 しかし情報公開の面で、厚生労働省はその役割を果たしていないなあ。前回の検討会の議事録もまだあがっていないし、配布資料を併載しないのも本気でやる気があるのか疑問。資料は数日中にWAM NETに掲載されるようだが、それもいびつな話で、普通の人が苦労して議事録にたどり着いたとして、まさか配布資料が別のところにあるとは考え及ばないだろう。


 


 おまけ、屋外喫煙所。中は職員で大混雑してます。


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  1. 2007/07/09(月) 23:40:04|
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